瀬名秀明氏基調講演「ゲームの知能と小説の感覚 ヒトの宇宙の究極(?) 問題を考える」
Impress Watch 9月2日(木)15時0分配信

CEDEC2010ではゲーム業界関係者ではない、いわば“非ゲーム系”の講演も行なわれた。これらの講演では、多業種の経験や視点から改めて「ゲーム」というものを考えさせられる。
そこで、本稿では9月1日の基調講演を行なった小説家の瀬名秀明氏と、宮崎駿氏や高畑勲氏の先輩であるアニメーターの大塚康生氏と「人喰いの大鷲トリコ」のディレクター上田文人氏の対談を取り上げたい。
瀬名氏、大塚氏という“非ゲーム系”のクリエーターは、ゲーム開発者の受講者へどんなメッセージを送ったのだろうか。
■ 人間の“常識”に密接に関わる重力。共感と感情移入を利用した重力の表現とは
「ゲームの知能と小説の感覚 ヒトの宇宙の究極(?) 問題を考える」というテーマで基調講演を行なったのは、小説家の瀬名秀明氏だ。
ゲーム化もされた「パラサイト・イヴ」をはじめ、「BRAIN VALLEY」、「デカルトの密室」などを執筆する。
薬学博士でもあり、日本ロボット学会、日本SF作家クラブなど多数の団体に所属している。
瀬名氏が講演の中心に取り上げたテーマが「重力」だ。重力は人間の「常識」に影響している。
人間は無意識に常に重力を意識し、だからこそ人の体を浮かせる手品「人体浮遊」に不思議さを感じる。
「重力は最も親しみやすい、日常生活で感じることができる力です。
物事の予想には日常生活で経験する“重力”が大きく影響しています」と瀬名氏は語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100902-00000019-impress-gameより引用しました。
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